国土の四分の三は森林と湿地帯

マレーシアは東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域としており国土の四分の三は森林と湿地帯である。タイ、インドネシア、ブルネイとは隣接しており、シンガポールやフィリピンとも近い。

国民の80パーセント以上がマレー半島に、20パーセント弱がボルネオ島に住んでいる。ボルネオ島にはマレー人が少なくイバン族やカダザン族、ダヤック族などの先住民の割合が多いのが特徴である。

公用語はマレー語だが中国語やタミル語も言語として話されている。英語の教育もさかんで特に観光地では英語が多く話されている。日本人観光客が多いのが影響してか日本語の教育も活発に行われ、ツアーガイドやホテルスタッフは日本語が堪能な国民も多い。

熱帯性気候に属し一年中、湿度が高く気温も高い地域で平均気温は27度前後である。一部地域では11月から2月の間に雨期があり天気が悪いことが多い。しかし長時間雨が続く地域は少なく気温も下がって快適に過ごすことができる。

国教はイスラム教だがキリスト教やヒンズー教、仏教、シーク教、道教などを信仰する国民もいる。マレーシアは立憲君主制で国王は首相や内閣を任命する権利を持つほか、国軍の最高司令官としての権利を有している。たとえ観光客であっても安易に政治の話をすることは危険行為である。批判や中傷はタブーとされているので注意が必要である。

グルメ天国として知られるマレーシアには新鮮な魚介類や農作物が豊富でマレー料理を中心に中華料理、インド料理やタイ料理などさまざまな料理を楽しむことができる。屋台やホテルのレストランなど、希望や予算に合わせて多種多様な店で食事をすることが可能である。

複数の民族が住んでいるマレーシアでは国民性もさまざまである。マレー人はイスラム教の教えにそって戒律が厳しい生活をしている。町のいたる所に礼拝堂があり信者は祈りを捧げることを欠かさない。

中国系やインド系の国民は同郷同士の繋がりを大切にしており、集まってコミュニティーを作って生活していることが多い。

多くの民族が存在している中でも独特なのはオラン・アスリで現在も伝統的な家に住み狩りなどをして生活している。観光客が多く訪れる最近では観光のひとつとしてその生活を再現して生計を立てているオラン・アスリも存在していて時代の流れと共に変化しつつあるのが現状である。

さまざまな民族が住んでいることから民族舞踊や祭りがありツアーも組まれていて文化に触れることもできる。