リスクが少なく投資しやすい点が高評価

近年では東南アジア各国の経済発展が目覚ましく、その各国の中でとても順調に発展している一つにマレーシアが挙げられます。

この国は2000年以降で年に5から8%の経済成長をし2012年には一人あたりのGDPが一万ドルを超え、東南アジアで筆頭の発展を遂げました。今回はこのマレーシアがどのように経済発展してきたのかを説明します。

1980年代以前は、大規模なゴムのプランテーション栽培や自国で取れるスズ、天然ガスなどの農産物や鉱物の生産が盛んでした。また、国内間でとても複雑な民族間の対立がありこれも原因で国外からの直接的な投資をいろいろ制限してきました。

このままでは近代化の風潮に乗り遅れると危惧し、国レベルでの工業化に踏み切ったのが発展のきかっけとなりました。

このマレーシアの開発政策は他のアジア各国とは少し違う点があります。1つ目には国産保護規制をせず外資導入と輸出型の工業化という方針があります。

この方針をもとに第1から4期の期間に分けて、輸入代替工業化や第1次輸出志向型工業化、重工業化を区分して工業化を発展させてきました。工業化の政策が最も本格してきたのが第3から4期でした。

2つ目に挙げられるのは、国内の民族間における経済的な格差をなくすことを目的とした政治活動の中で開発政策を推し進めなければならないう、特殊な制限があることです。

成長を推し進めながらも、民族間の経済格差や平等といったものを実現しなければならないのです。この2つの目的達成のためにマレー人を経済的に優遇する「プラミド」政策も工業化政策と並行して実施されました。

このような政策の中で日本や韓国の技術を手本とする工業化をも行い、着実に発展を遂げました。

通貨危機の際には、固定為替制度や短期資本制限など他の国では考えられない程の大胆な政策を実行し自力で経済を建て直しました。1990代にこれらの開発が実を結ぶようになり金属製品や電子機器産業の輸出幅を大きく伸ばすことに成功しています。

また、経済的に大きく発展できた理由に他国からの投資の増加も挙げることができます。80年代の東南アジアでは国内の内乱や政治的な不安を抱える国が多く、発展の可能性が十分にあるのに投資する際のリスクが大きかったのです。

マレーシアでは政治的に安定していて、リスクが少なく投資しやすい点も大きく発展することを可能にした1つと言えます。現在でもこの政治的安定性は変わりません。以上のようにマレーシアは現在まで発展してきました。